ホノユカのブログ

音楽と漫画とFF14を愛するブログ

Mr.Bigを紹介。

今回はMr.Bigを紹介します。前回はNirvanaというグランジという大きい流れを作った人らを紹介しましたが、今回のMr.Bigグランジの影に埋もれてしまったバンドさんです。

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80年代〜90年まではハードロックの最盛期で様々なバンドが流行り、同じ様な格好や髪型をした人らが多かったです。長髪に革ジャンみたいなね。Mr.Bigも例に漏れず、そのハードロック最盛期に生まれたバンドでした。

 

ミスタービッグの凄いところは、演奏の技術が凄まじいところです。ベースのビリー・シーンは今でも世界No.1のベーシストに挙げる人もいますし、ギターのポール・ギルバードは変態的とも言えるテクニックを散りばめてます。そしてそれを支える安定感抜群のドラム、パット・トピー。最後に日本でもCMタイアップされたり、日本語の曲をカバーしたりしてるボーカルのエリック・マーティン

電動ドリルでギターを弾くとか阿保だなぁ…と思われることもやっていますが、結成前から注目を浴びていた4人がバンドを組んだので、それはもう成功を約束されたものでした。

2枚目のアルバム「Lean Into It」は商業的にも大成功を収め、順調な活動をしていました。

 

しかしそこで時代は変わり、グランジという大きいムーブメントが襲いかかります。NirvanaやPerlJAMなど個性あふれるファッション性も兼ねた素晴らしいバンドがいくつも出てきます。その為、それまでのハードロックを売りにしていたバンドの多くが「古い」「ダサい」と見向きもされなくなってしまいました。時代の流れは凄いですね。

その流れのなか、力を込めた3枚目のアルバムを出しましたが、商業的には失敗。そこからメンバー間の仲も悪くなり、何度もメンバー交代の危機がありました。4枚目以降からはUSのチャートに入ることはなくなりましたし、ポールが脱退、リッチー・コッチェン(超絶ギタリスト)が入ったりしています。すぐにポールが戻ってきましたが。

 

しかし、不思議な事があり、ここ日本ではすっごく愛され続け、なぜか3枚目以降もセールスが順調、4枚目ではにhlんのらんぃで1位になる等、可笑しな現象が起きていました。その為なのか、Mr.Bigのメンバーは全員日本が大好きです。それぞれが日本でなんらかの活動をしていました。

ビリーとトピーはB'zのレコーディングやライブサポートにも参加、ポールはバラエティ番組に何度も出演、エリックは日本語で歌を歌うなど…。

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そんな日本で愛されるMr.Bigですが、少し前にパット・トピーさんが病気で亡くなり、ライブ活動はもうしないと、最後のワールドツアーで世界を回っています。グランジのブームもとっくに去り、今は過去のレジェンドバンドが再評価されやすいのもあり大盛況みたいですね。

 

個人的には4枚目「Hey.Man」が好きです。ブルージーな色もあり、ハードなロックもあり、時代が合ってればちゃんと評価されたろうなーって思ってます。めっちゃいいよ!